今回は6/13にパチ盛りサロン内に投稿されたスネイク氏の「P牙狼 月虹ノ旅人 キミは打ってみたかい?」という記事を掲載します。
パチ盛り内で「牙狼誕生秘話」(6/19現在、サロン内ではVol.53まで公開中)を連載中のスネイク氏、初代牙狼から営業のトップとして関わってきた愛着のある牙狼について語ってくれました。
■ スネイク、YouTube緊急提言!
スネイクがYouTubeでP牙狼月虹ノ旅人を語る(4)
スネイクがYouTubeでP牙狼月虹ノ旅人を語る(3)
スネイクがYouTubeでP牙狼月虹ノ旅人を語る(2)
スネイクがYouTubeでP牙狼月虹ノ旅人を語る(1)
では本文に入ります。
■「P牙狼 月虹ノ旅人 キミは打ってみたかい?」(byスネイク)
皆さまどうも。
パチ盛り特攻隊長のスネイクだ。
今回、「緊急提言!」と題して話題機であるP牙狼月虹ノ旅人(以下、P牙狼月虹)について導入初週の結果を基にスネイク流の分析をお伝えしようと思う。
今回のP牙狼月虹の導入は西日本地区が6/6~なのに対して東日本地区は6/14~となっている。そのため東日本地区は西日本での運用実績を十分に検討してのOPが可能であり、だからこそ「このタイミングでの“緊急提言!”が必要」と判断し、今回の寄稿となった。
それではスネイク流、P牙狼月虹の押さえるべきポイントを話していこう。
結論を最初に述べるとするならば!
・P牙狼月虹では驚くべき数字が叩き出された!
・これからの半年間は間違いなく、この機種次第で店舗のパワーバランスを変えることになる!
である。
■ P牙狼 月虹ノ旅人 の凄さは2つ、「アウト数値の内訳」と「BOAの存在」
まずは、基本スペックのおさらいをする。
<P牙狼 月虹ノ旅人 > (株式会社サンセイアールアンドディ)
・大当たり確率:1/319.68
・賞球:3&1&5&15(ヘソ&電チュー&他入賞&アタッカー)
・大当たりラウンド振り分け:3R or 10R(左打ちでは3R100%、右打ちでは10R100%)
・魔戒チャンス突入率:50%
・魔戒チャンス継続率:81%継続
・遊タイム:950回転消化で時短200回転(魔戒ラッシュ突入)
・旧一種二種混合機
・初代CR牙狼同様の時短0回or200回
遊技ルールは超簡単、まさしく初代牙狼を踏襲している。
一般的に機種分析というと上記の数値(スペック)を確認しシミュレーションをして爆発力や平均的な期待値を算出するものだ。その際に大当たり確率とのバランスで、
・大当たりで得られる平均的な獲得玉数が多い(TYが多い) → 甘い、爆発力がある
・大当たりで得られる平均的な獲得玉数が少ない(TYが少ない) → 辛い、回せる
というような特性が導き出される。
<例>
・CR牙狼魔戒ノ花 TS399.6 TY約6,300
→甘いから回せない、でも爆発するから低スタート回転数でも遊技客は追いかけるだろう。
・CR真花の慶次 TS399.6 TY約5,900
→辛いからブン回しできる、遊技客に「高回転だしツボにハマれば」という期待感を訴求できそう。
このコラムをご覧の皆さんはもちろん、P牙狼月虹の業界人的なデータの見方であったり見解であったりをすでに見聞きしていると思う。
そのような『これまでのギョーカイ人が考える、スペック考察』から導き出される結論は、このコラムを見れば「一変する」のではないか。
各社が提供する業界横断データではすでに速報としてここまで(※執筆時点では6/13)のP牙狼月虹の動きを発表している。
しかしこの数字は、特にアウト(稼働)に関してはその数字“だけ”を鵜吞みにしては分析を誤ってしまうのである。簡単に言えばアウトという数字は一日全体を示す数値であり、その分類(通常時、大当たり時、確変時などの状態ごと)ごとの構成比はわからない。
もちろん数字を詳細に分析、そして他機種との比較をすればわかる。
が、そこまで言及したコラムや見識はこれまで(少なくともスネイクは)見たことがない。
ここに今回のP牙狼月虹の凄さがあるのに、である。
さらにもうひとつ。
「なぜ魔戒チャンス中は約1回転(1個)で大当たりするのに、BA(確変ベース)及びBOA(確変中アウト)という数字が算出されているのか?」
という大きな疑問も出てくる。(※P牙狼月虹は厳密には「確変」はないが、便宜上)
→V入賞(1個)→特賞スタート!でもあるにも関わらず「確変中」が数値として検出できるのか?
これがP牙狼月虹の素晴らしい部分なのだが、もちろんこの点にも言及したコラムはない。
スネイクは初日のデータを見た時点で数値の異変に気づき、すぐに「まずは体感」と考えて店舗に飛んで行った。
そして、
・ゲーム性、ゲージ構成によるS値の低さ
・魔戒チャンス中の数値のトリック
・実際の遊技感覚
を把握。全てを確認し、驚愕の事実が発覚する事となったのである。
それでは順次、見ていこう。
■ 驚愕の事実のすべては「アウトの内訳」から
(1)TOの低さからくる、総BOの多さ
一番異変を感じたのが魔戒チャンス中のスピードと打ち込み玉数についてだ。
アウト(稼働)という数値は当然、一日トータルの打ち込み玉数を示している。しかしもちろんそこには通常時と大当たり中の2種類があり、また大当たり中は確変中と純粋な大当たり中に分けられる。
図で示している通り通常時は限りなく苦痛の時間であり、「いかにこの時間の離席を防ぐことができるか?」というのがメーカー開発者の腕の見せ所となる。演出のデキ然り、その出現バランス然り、いかに期待感を持たせられるかの開発にしのぎを削る。
しかし大当たり確率というものがあるのでこの時間を短くすることはできない。(確率統計の考え方で必ず確率の分母にならないと当たらない、とするからだ)
ということは遊技客の満足度を上げようとするならば、逆に「大当たりという時間をより長く体感してもらえればよいのではないか」という考えに行きつき、そして実際に過去にはその目論見がズバッと当たっている。そう、「CR牙狼 金色になれXX」によるロングSTが大ヒットしたではないか。(その後しばらくは各社ともロングSTばかりの時代となる)
さて今回のP牙狼月虹である。
注目すべきはT1OとTOの数値である。
支援先のデータから確認するとそれぞれの数値は以下の通りとなっている。
T1O(大当たり中の打ち込み)・・・120前後
TO(初当たり~確変終了までのまとまりの打ち込み)・・・460前後
アウト100個でおおよそ60秒(1分)なので、
・T1O=大当たり消化時間は72秒(100個+20個)
・TO=1サイクルの消化時間は4分36秒(400個+60個)
となるわけでこの数値、突出して「少ない」ことがわかるだろうか。参考までに現在の主力となっている機種のT1O、TOの数値は以下の通りである。(パチ盛り調べ、メンテナンスで変動アリ)
CR真北斗無双 T1O:120 TO:2,600
Pとある魔術 T1O:90 TO:2,200
P海物語 T1O:240 TO:2,400
P源さん韋駄天 T1O:70 TO:600
韋駄天以外はTOが長いことがわかるだろう。ただし源さん韋駄天はT1OもTOも短いがラウンド振り分けがあるので当然短くなる。
「遊技客の満足度を上げようとするならば大当たりという時間を長く体感してもらうことが有効」のはずが、P牙狼月虹に関してはその時間が圧倒的に短い。それでもこの高稼働を誇っているということが何を意味するだろうか?という考えに至ってほしい。
ここで上記機種とP牙狼月虹についてBO=通常時の打ち込みの時間を確認する。(出玉率100%となるS回転数での数値)
P牙狼月虹 BO:約5,400
CR真北斗無双 BO:約5,800
Pとある魔術の BO:約5,200
P海物語 BO:約5,500
P源さん韋駄天 BO:約5,600
甘い機種はこの数値が低く、辛い機種は高くなるのだがおおむね同じくらいとみていいだろう。
そうなると大当たりのサイクル(BOとTOの合計値)でP牙狼月虹は他の機種に比べて短いことになり、よって一日の営業における「通常の時間の合計」は他の機種よりも多いことになる。
P源さん韋駄天もBOの総時間は多いがP牙狼月虹が最も多い。
この章の冒頭でも論じたことだがアウトには2種類あり、そのうちのBO(通常時)は遊技客にとって苦痛の時間でしかない。そのような時間が他の人気機種よりも多いにもかかわらずアウトが多いということは、それだけ通常時に期待感をもって、また次の大当たりへの期待を持てる機種だということが類推できる。
またこのことは某データの客滞率が150%と高いことからもその傾向が見て取れるだろう。(北斗や韋駄天は130%前後である)
(2) 月虹ノ旅人 ではBA及びBOAの存在がお店の営業にプラスになる
魔戒チャンス中のゲームフローは以下の通り。
①右打ち開始→②通過チャッカー入賞→③電チュー入賞→④普通図画変動(1/1.081)
ここまでの打ち込みは瞬時に終わるはずだ。しかし液晶上の表現としては「右打ちせよ→電チュー入賞(カウントダウン演出表現)」となっており、遊技客目線でいえば「ムダ玉」を打ち続ける時間がある。
これが何を意味するか。
これは「お店にとって、大当たり中という放出のタイミングで『(わずかではあるが)回収』を図っている時間があるということである。
巷の有識者(と自称している)コンサルタントや解析者はこの点を見落としていないか?「1/1.08」で1個入賞でいいならBAは100%に近くなる。しかしS社の全国データではおおむね88%前後になっている。
スネイクの体感上、S社のデータの方が実際の遊技感に近い。すなわち「瞬時に当たるはずが、(獲得玉が減るのに)演出の妙で打ち続けてしまう」ことが、一般プレイヤーでは頻出だからある。
ちなみになぜ確変ベースが100%になっているのか?はスネイクにはわからない。おそらくデータ取得タイミングの関係かと思っている。上記S社データではしっかりと「確変ベース88前後」だからだ。
(3)月虹ノ旅人 と小当たりラッシュ機種との比較はあり得ない
直近の高稼働機種のトレンドに「小当たりラッシュ機」の存在がある。
※小当たりラッシュ機:確変中に小当たり確率をアップさせることで確変中にじわじわと獲得玉を増やすゲーム性の機種
特に足元で「人気機種」とされているのがPベルセルク無双である。
しかしここまでの話で分かると思うが、小当たりラッシュ機種は確変中が長いのだから当然至福の時間が長いわけであり、稼働は伸びて当然なのだ。
放出タイミングでのアウトがいくら高かろうがそのことは店舗の利益にまったく寄与しない。Pベルセルク無双は放出時間のアウト構成が高いという特性で優位性があるわけで、アウトの構成から考えてもP牙狼月虹とは比較に値しない。
そもそも平均導入台数が全く異なる中、単純平均アウトで論じることがどれだけバカらしいことか。
平均導入台数がP牙狼月虹は約10台、Pベルセルク無双は平均導入台数は約3台であり、Pベルセルク無双が現状の3.3倍導入されたときにこのアウトには絶対にならないのである。
単純に「では、アウトは1/3.3になるのか?」というとそれも間違いではあるものの、機種支持率において3.3倍のハンデがあり、且つ放出時遊技時間の優位性までP牙狼月虹にはハンデがあるのである。
「遊技客の持玉減少時間=ホール側の利益確保時間(つまり通常時、BO)」が多い機種ほど絶対アウト数値は伸びないのが当たり前なのだが、P牙狼月虹は小当りラッシュ機でもロングST機でも無くこのアウト数値を記録している。
遊技客に対する放出時間(魔戒ラッシュ時間)は他機種よりも圧倒的に高速で消化してしまうにも関わらず、ここまでの実績(西日本先行導入での40,000稼働以上)はここ何年かの機種では考えられない結果を示している。
■ スペック体感率が他の機種と比較して以上に高い数値である
業界人が好きなトレンドワード1位は「スペックが良いか?悪いか?」である。(スネイク調べ)
スネイクはこれまで様々な有能(と言われる)コンサルタントの方が機種評価をしているのを見聞きしている。しかし彼らは基本的に「メーカーから発表されたスペック(各種数値)」のみでの論しかしない。
果たして彼らは「プレイヤー目線」は持っているのか?実際に自分のカネで打って、そのゲーム性を体感してから話しているのか?
そもそもスペックとは何だろうか?
スペックとは、過去には大当たり確率であるとか平均獲得玉(TY)であるとか、100%出玉率でのスタート回転数などが該当した。
しかし今はそれ以上に重要とされていることがある。「モードTY」と「T/」である。
※モードTY:特定条件に突入した時の平均獲得玉数。P牙狼月虹でいえば魔戒チャンス。
※T/:確変中の出玉率。この数値が高いほど特賞消化時間が短く大量獲得となる。
だがスネイクは「モード議論は全て中古機を評価するための指標」だと断じる。
何故ならば、「その論(モード)を体感するには、まずはモードに入らないといけない」という大前提があるからだ。そこまでに苦痛の時間(つまりBO、通常時)を耐えて遊技してくれるのか?が先にあるからで、モードTYがいかに高い数値であれ遊技客がそこに到達して体感して頂けなければ全く持って無意味ではないか。
過去にスペック(※モード性能)が「すげー!尖ってる!」と言われながらも消えていった機種は枚挙にいとまがない。
右打ち、モード到達する前に「通路化」する機種など、論じる必要はまったくの無意味!である。
■ 月虹ノ旅人 今後の稼働展開を大胆予測
現状において玉粗利率を下げる事で更にお客様反応値が上がる事は間違い無い機種として認識すべきだ。
今週(※6/13~)より東日本エリアのP牙狼月虹の導入が始まる。
先行導入地域でのいまだに魔戒チャンスを体験していない(が、体験したいと思う潜在)遊技者数などを加味するとアウトは上がることはあっても下がることはまず、ない。
このことを基にスネイク独自に考案した係数(※企業秘密)を勘案した機種支持率を計算すると、なんと、新要件時代最強数値のP源さん韋駄天の支持率を大幅に上回る結果となった。
一般的な遊技機のスネイク式支持率計算の平均値は45.2%、P源さん韋駄天の支持率が86.3%なのに対してP牙狼月虹は支持率112.9%という数値になったのである。
スネイク式支持率の数値がどういう意味を示すのか。
実はスネイク式支持率は、おおよその考え方でいえば「潜在遊技客数÷設置台数」という計算となる。この数値が100%を上回るという事は「遊技客の数が、供給される台数を超える」という意味なので、つまり遊技客において「台の取り合い」が発生することを示している。
そもそもこのスネイク式支持率の計算上、市場に必要な台数は68,000台と算出される。
しかし市場で遊技出来る台数は半分以下の3万台しかない。
「打ちたい」と思っても設置台数が圧倒的に足りないのでは、まずは確実に遊技できることを期待しての大量導入店舗へ流れると推測が出来る。
今後、ますますP牙狼月虹の人気は加熱するだろう。それはスネイク式支持率の計算で明らかだ。しかし供給が少ないことで必然的に大量設置店舗に足が向く。
P牙狼月虹がないことには勝負の土俵にすら乗れない。
しかし設置されていても少台数では「座れないかも」と見向きもされない。より多台数設置店へ流れていくだろう。
P牙狼月虹は、10台以下の設置では既存客の遊技は誘導できても周辺からの流入は見込めない。仮に商圏内での設置店舗が少なかったとしても。多台数設置店舗はより大きな商圏が設定され、広範囲からの集客に寄与すると考えられる。
強い者はより強く、弱い者はより弱く。「二極化」の一層の進展、たった1機種の設置台数がキャスティングボートとなるのである。
■ 稼働に直結する体感的な 月虹ノ旅人 の遊技感
(1)月虹ノ旅人 のゲージ
最後にP牙狼月虹の悪いポイントについても記載しておく。これはいわゆるコンサルタントのスペック論議では絶対にわからない、プレイヤーとしての体感から導き出す。スネイクはパチンコメーカーとしての立場で業界に関わってきたが、心はいまもイチパチンコプレイヤーなのだ。
まず、ゲージ構成が最悪。
かなりのマイナス構成ゲージでもあり基本ゲージでの運用においてはおおよそ1,000円スタート値は17.7回。
ヘソ賞球3個でベース値24というデータなので、この1,000円17.7回はホールコンピュータのS値で約5.4回という数値となり、このとき玉粗利は0.25円となる。
「玉粗利0.25円」はごく普通の機種の、Aクラス店舗の標準的な玉粗利だ。ということは下位店舗ではもう少し利益が欲しいところだろう。
しかし今後稼働が上昇する期待値が確認できている機種であるので、玉粗利ベースで考えるのではなく台粗利ベースで考えるべきである。
この点を早くホールの運用サイドで認識することで、店舗全体稼働に反映させる最大のチャンスとなる。
人気機種、どうしても遊技したい機種はそのイメージがお店のイメージに直結する。リピート客のニーズがそこに集中するからである。
しかし基本ゲージが悪い。おそらく遊技機の試験機関対策からこのように反映されているのだろう。
基本ゲージを大きく逸脱するようなことは申し上げにくいが、このコラム読者なら言わんとしていることは理解してもらえると思う。
(2)遊技感
ここからは実際の遊技からのP牙狼月虹評を伝えよう。
体感的な事柄はデータやスペックだけでは読みとる事は出来ないポイントである。
「通常の左打ち時(遊技客からはマイナスとなる時間、通常時)をどこまで耐えきれるのか」はとても重要であり、演出や信頼度のバランス、期待感などの体感的なことはまさに今後の稼働にもっとも反映されることと言えるだろう。
まずは今までの駄作的な牙狼との比較をする。そうすると本機種を打ち込めば打ち込むほど、その魅力に魅了されていく。
以下、本作(P牙狼月虹)の優れているポイントを箇条書きにしたい。
1.変動1回に対する期待値に対する施策として、保留変化無しでの大当たり振り分けが多い。
2.4,000円程度(約70回転)に1回程度の出現率で大当たりと直結する可能性のある演出変動が出現する。
3.アニメ系等の当たらない変動パターンの振り分けが低い且つこれまでの機種よりも大当たりとなる振り分けがある。
4.大当たりへの分岐ポイントにおける基本ルールが明確である。
5.魔戒チャンス中に損する事を感じさせない打ち込み玉発生を誘発している。
唯一のマイナスポイントは単発大当たり時だろう。初代牙狼や魔戒ノ花では少なくとも1,300~1,500個の玉が得られたのに対し本作ではわずか350個程度しかない。そして「素晴らしいスペック」を体感することなく遊技終了を考えてしまうことになる。
様々なアプリにおける差玉ランキングでは当分、P牙狼月虹がランキング上位を独占するだろう。これによりさらに遊技客の遊技思考として大きく機種評価としてプラスに反応される事が把握できる。
■ 総合評価とスネイク的な見解
現状はやや空き台が散見されるがデータ上では稼働も利益貢献も高いことが分かっている。一般的な稼働推移では、どれだけ優秀な機種でもこの後は緩やかな下降曲線を描くだろう。
しかしP牙狼月虹はこれからの本格的全国設置によって、通常は稼働が減退傾向に入るはずの段階で上昇傾向に転じることになる。(理由は上述)
しかししかし!
これは「データを全体で見た場合」だ。
ホール各位にとって全体(平均)データには何の意味もなく、「自店がどうなるのか?」の方がはるかに意味がある。
そして、これだけ圧倒的な支持率ポイントを叩き出す機種において市場に投入される台数は3万台しか無いという事実が重くのしかかる。
自店舗のP牙狼月虹ノの台数が少なく競合店が大量導入だった場合は、3週間後には大量導入店が圧倒的に優位な立ち位置になる事が想定できてしまうのだ。
「1機種でそこまで変わるのか?」
過去には初代CR牙狼でこの現象が起こった。そしてスネイクはP牙狼月虹でも同様のことが起こると確信している。
ただしP牙狼月虹に関しては、その影響が顕著に出るのは(初期導入から)3週間後となるだろう。
その優位性が明確になるとどこの店舗でも(分かりきったことだが)運用基準が甘くなる。割数や利益率ではなく玉粗利、台粗利営業で下位店舗を突き放しにかかるので、勝負は明確であり、もはや他の機種で差を埋める事は不可能だ。
■ 月虹ノ旅人 が描く業界の未来
これまで業界をけん引していたスロットヘビーユーザーが主軸としていた機種は軒並み撤去された。
彼らはどこに行くのだろう。
あるものはスロットをやめるだろう。あるものはそれでもスロットに残るだろう。
しかし「より射幸性の高まったパチンコへ行く」ユーザーも出るはずだ。(実際に会員分析でその傾向は見て取れている)
彼らの受け皿のキーワードは「射幸性」、今のP機となったパチンコには射幸性の高い機種が多いが、そこに「ゲーム性」を備えた機種はごく僅かだ。P牙狼月虹以外はCR真北斗無双とP源さん韋駄天のみといえ、この2機種とも既に稼働数上昇は見込めない。
今後続々と発表される機種において、出玉性能は確かにP牙狼月虹より尖ったスペック機種もある。
しかしこのスペック体感率まで通常時の遊技が耐えられる機種はそう簡単に現れないだろう。
スネイクが提唱する「3週間後以降」を期待してもらいたい。
<参考>
P牙狼導入初週の動きを報告(アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社WEB)