「企業は常に、倒産する方向に向かって進んでいる」
これは株式会社ファンケルの創業者である池森賢二氏が、ある講演でおっしゃった言葉です。
まさにその通りだと思います。
毎日の変化は見過ごしてしまうほど小さなものですが、何も行動を起こさないでいると、徐々に、知らないうちに業績は下降していきます。「このまま」はあり得ないのです。
私はよくセミナーで、
「時間は常に経過しているのだから、立ち止まった時点で遅れています。時代と同じスピードで前に進んで初めて”現状維持”ですよ。」
という話をします。
■ 現状に常に疑問を持つ
私の言葉は「立ち止まっても自身の立ち位置は変わらない、でも環境は変わっていく」ということ伝えているのですが、池森氏は「そもそも立ち止まる場所はなく、常に最悪の方向に向かって進み続けるもの」だと言っています。
池森氏の言葉は私の言葉よりもさらに「世の中は厳しい」ことを伝えていると思います。
ではどうすればいいのか。
池森氏は、
・常に考えること(エネルギーを持つこと)
を一番に挙げていました。そうして常に軌道修正を図っていったそうです。
(池森氏は常に「現状に”不”がないか」という視点で考えていたそうです)
考えることで必ず自身の行動が変わり、目の前のチャンスに気づき、閃くといいます。「カネはなくとも考えることはできる」のです。
日々の行動の積み重ねだけが、現状を打破する源です。
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