ABC林 の日々雑感
■ お金は手段
「拙速」という言葉があります。
拙速の「拙」はつたない、まずい、劣っているという意味であり「速」は速いという意味ですが、この言葉はどちらに重きを置くかで意味が変わります。
「拙」に重きを置くと「速くても拙かったらいけないよね」となり、「速」に重きを置くと「少々拙くてもスピード感が大事だ」という意味になります。
この「拙速」、多くのビジネスシーンではどちらかというとネガティブワードとして定着していると思います。
「拙」に重きを置いたニュアンスですね。
しかし私はポジティブなニュアンスを支持します。
理由は孫子の兵法に出てくる「兵は拙速を尊ぶ」という言葉から。
作戦篇に登場する「兵は拙速を聞く、未だ功の久しきを覩(み)ざるなり」という一文のことで「戦いを長引かせて成功に導いた例は、未だない」となり、現代語的に意訳するならば「多少の準備不足があっても機会を捉えたら逃さずに行動に移し、素早く結果の判断するべき」となります。
悩む時間があるなら決断する。
アメリカの思考トレンドであるOODAループも、中国の思考トレンドであるDCAPもこれと同じことを言っています。
即断即決、時間をフルに活用するには「悩む」ではなく「決める」です。
(了)
■ 利益と稼働を両立する考え方
-稼働を上げるには、出さなければいけない
-利益を上げるには、シメなけれないけない
この思考は間違っています。
アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社では一貫して「利益を増やせば、稼働は伸びる」とお伝えしています。
なぜそう言えるのか?
その答えはこちらをご覧ください。
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