毎週水曜日更新、「 コンサルティングの現場 より 」
このコラムは毎週水曜日に更新します。
皆さん、こんにちは。アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社の林です。
先週は「結果の追求だけをしても未来は変わらない」というお話をしました。
結果は結果として、それを基にこれからどうするかを考えていくことがド底辺脱却への道なのですよ、と。
今回はその「結果」という事象に着目してみましょう。
たとえば「稼働が落ちている」という結果(事象)を考えてみます。
稼働が落ちているのですからその対策をしなければなりません。
この時、どのような対策をすべきでしょうか?
「稼働が落ちているのだからお客様を自店に向かわせないといけない。だから入替もしくはイベントが有効ではないか」
そう考えたあなた、全然深く考えようとしていません。
だからいつまでも「ド底辺」なんですよ!
今のあなたは単に結果という事象への対応しか考えておらず、「結果の基になっている原因」に対処しようとしていません。
たとえば今、頭が痛いとしましょう。
その時医者は必ず結果としての頭痛を引き起こした「原因」を探ります。
決して「頭が痛いんだったらこれ~」などと憶測で処方せず、具体的には「頭のどの部分がどのように痛いのか」、「過去事例で似たような症状はないか」などを考えて仮説を立て、その仮説が立証できたらその症状に合った薬なりの処方をします。
営業もこれと同じように「結果を引き起こした原因に対応した処方」を考えなければなりません。
上記「結果としての稼働が落ちている~」の原因としてはたとえば、
・自店の回転数に対する不満がある
・自店の出玉に不満がある
・自店機種構成の魅力が薄れている
などの内部要因に加え、
・お客様の懐具合(経済的なこと)
・道路工事による迂回
・天候
などの外部要因もあります。
もしも外部要因である「お客様の懐具合」が原因で稼働が落ちてきているのなら、たとえ入替やイベントをしたとしても芳しい結果は得られないでしょう。
また内部要因だったとしても回転数に関する不満が原因だったとしたら入替では根本的な解決策にはなりません。
上っ面の結果・事象ばかりにとらわれていてはいつまでたっても「ド底辺」です。
常に一つ一つの結果に対して「なぜ、そうなったのか?」という疑問を持ち、原因に対する対処をするようにしてください。
決して「結果に対する対処」ではありませんよ!
■ 利益と稼働を両立する考え方
-稼働を上げるには、出さなければいけない
-利益を上げるには、シメなけれないけない
この思考は間違っています。
アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社では一貫して「利益を増やせば、稼働は伸びる」とお伝えしています。
なぜそう言えるのか?
その答えはこちらをご覧ください。
⇒ https://www.ab-c.jpn.com/8655