毎週水曜日更新、「 コンサルティングの現場 より 」
このコラムは毎週水曜日に更新します。
2022年もいよいよ年末に向けての動きを考える時期になってきました。
夏前からスロットで「良い」機種が立て続けに登場してにわかに活気が戻ってきましたね。
しかし人気の持続する機種はまだまだ限定的、やはり改めて考えるべきは遊技機に頼る営業からの脱却です。
新機種頼みの営業は遊技機に業績が大きく左右されます。もちろん良い機種があるに越したことはありませんが、そうならないときにどうしていくか?を常に考えていかなければなりません。
過去にこのABCコラムで何度もお伝えしている通り営業モデルを根本から見直してほしいと思います。「強い足腰」に良い遊技機があればなお良し、なのです。
これまでのやり方とは新台入替に頼った営業をしてきたことです。
しかし考えてください。
入替をしても一時的に稼働や売上が上昇するだけでまたすぐに元に戻り、だからまた入替をして~というサイクルになっていませんか?
新台を導入すると稼働、売上が上昇するのは「新台だから」ということで一人あたりの投資金額が増えるだけのことなのです。(お客様が増えるのではない。)
このサイクルがこれまでの営業モデルになっていました。
「新台入替を軸にした営業」です。
しかし今後は入替をしても一時的な上昇すら起こらないことも予測できます。今こそ、この「新台入替に頼った営業」から脱却する必要があるのです。
では、「新台入替に頼らない営業、新台を軸にしない営業」とはどういった営業を想定すればよいでしょうか。
それは「基本に立ち返る営業」だといえます。
基本、すなわち王道。
市場で一番支持されている商品を安く提供すること、現実的にはやはり海系機種を出し気味で使うことです。
「海を強くする」と考えて行動に移すべき時なのです。
これまでは出玉に投資しても時間がかかるからと既存機種への投資が敬遠されていました。
どうしても機械代に投資したほうが即効性があったからです。
でも今後は変わります。
軸は新台入替ではなく既存の長く使う機種になります。
「その意見はわかるけど、今から動いても遅いし時間もかかってしまうので・・・」
そう考えた方は絶対に現状から脱却はできません!
そしておそらく3年後も同じことを言っているでしょう。
今動けば未来は変わります。
いまこそ王道の手法、基本に立ち返って考える節目ですよ!
(了)
■ 利益と稼働を両立する考え方
-稼働を上げるには、出さなければいけない
-利益を上げるには、シメなけれないけない
この思考は間違っています。
アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社では一貫して「利益を増やせば、稼働は伸びる」とお伝えしています。
なぜそう言えるのか?
その答えはこちらをご覧ください。
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