毎週水曜日更新、「 コンサルティングの現場 より 」
このコラムは毎週水曜日に更新します。
9月スタートです。今月は3連休が2回ありちょっと期待をしたいところですね。
ただしこの先の秋、例年10月~12月前半までは辛抱のときです。
自店だけが苦しいのではなく低稼働なのはどのお店も同じ、この時期は次のチャンス時のための準備です。
その時に何を仕掛けるかを考え、そのための資金を準備するときです。
今は何をしても上向くことはないと考えてしっかりと残す営業を志向してください。
さてさて。
低迷している、厳しい状況だとしてもそれはそのお店の稼働が厳しいということであって、決して店長以下スタッフたちの意識が低いとは限りません。
中にはとても素晴らしい案を考えてくる人もいます。
この点、いわゆる強豪ホールと自店で特に違いはないように感じます。
逆に強豪ホールのスタッフこそ組織で決められたこと、ルーティン業務ばかりになりかえって素晴らしいアイデアというものは浮かびにくい環境かも知れません。
しかし素晴らしいアイデア立案のその後にこそ、強豪ホールとの差があると感じます。
先日、あるホールでのお話です。
このお店の店長から現状を変えるための施策として「毎週、調整担当者から次週の施策と調整内容を報告させる」という案が出ました。
趣旨は、
① 調整担当者の、計画を立てる企画力向上
② 調整担当者の、企画を実行する行動力の向上
とのことです。
趣旨はとてもよく軌道に乗れば部下の考える力が伸びそうです。
上記「次週の施策と調整を毎週、報告」がスタートして数週間が経過しました。
当初こそ毎週日曜日の締め切りまでに届いていた報告書が、週を経るごとに月曜日になり、火曜日になり・・・。
ついには届かなくなってしまったのです。
これではせっかくの良いアイデアも意味がなくなります。
結局のところ、こういったことは「いかに継続して管理し続けられるか」にかかってきます。
この場合、提出が遅れ遅れになる部下に問題があるのではなく、それを指摘しない管理側(店長)に問題があるのです。
なあなあになり、ルーティンワークになり、いつの間にか自然消滅してしまう・・・。
現場で何度同じシーンを見てきたことか。
強豪との差、それは「継続するチカラ」にあります。
「本当に実行可能なのかを真剣に考える。そして一度決めたことはやり抜く」。
今一度、過去の取り決めなどが自然消滅になっていなかったかを確認してください。
もしもそういったことがあったなら、今からでも遅くはありません。
姿勢を変えてください。
決めたことを継続してやり抜くチカラを持つことで必ず現状から脱却できます。
(了)
■ 利益と稼働を両立する考え方
-稼働を上げるには、出さなければいけない
-利益を上げるには、シメなけれないけない
この思考は間違っています。
アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社では一貫して「利益を増やせば、稼働は伸びる」とお伝えしています。
なぜそう言えるのか?
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