ABC林 の日々雑感
日々フッと感じたこと、仕事に役立ちそうなこと、雑学、その他雑多なことを毎週月曜日と金曜日の2回、徒然と500字程度の短編コラム形式でアップしていきます。
■ 買いたい、のスイッチはどこだ?
「消費者は安さに魅力を感じる」、これは正しいでしょうか?
同等の商品があるとしたら安い方を選ぶ、または同じ商品なら安いお店を選ぶ、などです。
価格以外に何も知らされていなければそうなることもあるでしょう。
そのこと以外に検討材料がないのだから。
しかしそこに別の意志決定要素が入ってきたらどうなりますか?
天秤に例えると確かに「安さ」は重い錘(おもり)です。
その天秤の反対側にその重さを上回る錘を載せたらどうなるでしょう。
さらに錘が一個で不足するならもっとたくさん載せたら?
その錘はブランドかもしれない、また単純に「このお店が好き」という感情かもしれない、感情ではなくそのお店のアフターサービスかもしれないです。
売れない原因は「動機付け」が足りないからです。
価格以外の情報を提供し、「だから、買うべきなんだよ」というメッセージが届けば、(多少)高くても消費者は振り向きます。
(了)