プラスの効果も感じられたこの3年間
「マスクをしないでOK」となって2か月、新型コロナが5類相当となって1週間、徐々に社会は「元に戻ろうと」している。しかしすべてが「元に戻る」ことはないだろう。
この3年でマイナス面もありながらプラス面も大きかったからだ。そのプラス面とはもちろん、時間的空間的距離を縮めた(無くした)ことである。
学び直しの必要性
「Re-skilling」という言葉が言われ始めて1年ほど。ビジネスや社会人教育、研修の場ではすっかり定着(というか、使われている)した感があるが、一般の人にとっては「はて、なんじゃらほい?」という印象がある。
それでもこれから徐々に広まっていくだろう、とても意味のあるワードだ。
意味は「学び直し」、環境の変化で新しいビジネスモデルが出現したことで業務上必要なスキルをもう一度学び直すことを指しており、特に必要な分野がDX関連とされている。
「元に戻るこれから」ではなく、「新しいこれから」
新型コロナ禍は生活もビジネスも劇的に変化させた。
改めてこの3年を振り返ると「在宅」「非接触」「オンライン」がキーワードになったと思う。
まさに環境の変化であり、「今の仕事は続けるが、そのやり方は変えなければいけない」となった。これこそリスキリングである。
2023年5月15日現在、新型コロナは「普通の感染症」として特別な対応は求められていない。かといって、動いてしまった時代、様式は元に戻ろうとはしない。人々は「便利」を覚えてしまったのである。
今後はこの便利さを新しい時代に合わせて活用していくことが求められる。
決して時代は元に戻らない、対応していかなければいけない。
「これから」は元に戻るのではなく、新しく作っていくのである。
自分も改めて「3年前以前」と「この3年間」を総括し、リスキリングしようと思う。
(了)