「今ここにいることを知っているのは誰ですか?」
とある研修で講師がおっしゃった言葉です。
「家族?」
「同僚、上司?」
「会社?」
いろいろな意見が出ますが、そこで講師が言われた言葉、それは・・・
「Googleです。」
Googleはスマホの位置情報とその持ち主の属性を把握しており、その情報がさまざまなことに活かされているのです。冒頭の例でいえばスマホの集積データであり、例えば目的地までの所要時間計算や飲食店(パチンコ店も!)の混雑データに活用されています。
そんな中、今度は広告にこの技術の活用が進んでいることをご存じですか?
チラシは配布地域への、言ってみればじゅうたん爆撃です。興味のない人も含めてとにかくその地域に情報を撒いていきます。もちろん非効率、だれもが感じていました。
そこで次はネット配信として、YouTubeやYahoo!、Googleなどで「興味のある人へ」の広告配信が注目されました。
しかしそれも今は昔の技術となっています。現在は、「特定の指定した地域に集まっているスマホに、そして特定の情報を好む人に」情報を流せます。
つまり「あのお店に来ている人」に広告を出せる技術があるのです。
私は常々「顧客アンケートに意味はない、必要なのは『今いない、他店にいる客にアプローチが必要』と伝えてきました。もちろんそれは(過去には)実現不可能なことでした。
しかし今はそれができるのです。
「競合A店に今いる人たちに、自店の広告を」出せるのです。それはその地域だけでなく、その競合A店に集まる方たちなので実際の商圏、リアルな商圏を特定し且つ興味のある人だけに出せるのです。
これはすごいことです。マーケティングの手法、戦術の概念が根本から覆るでしょう。
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というように技術は進化します。
かのアインシュタインは「ヒトが想像できることはすべて実現できる」といわれました。
本当に、夢でしかなかったこともどんどん実現しています。
これから先、どんなことが実現されるのでしょうね?
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今回ご紹介の技術、ご興味ある方がいましたら提供している会社さんをご紹介します。
hayashi@ab-c.jpn.comまでご連絡くださいね!