ここ最近、パチンコで新性能が出ても軒並みコケていますね。
ということで今回登場のラッキートリガー、僕もあまり期待をしていませんでした。そのスペックがいい悪いではなく、現状のパチンコに対する閉塞感?とにかく面白くない!という印象でどんなことをしてもだめだと思っていました。
とはいえとりあえず打ってみないことには何も言えないので、3月某日、初めてラッキートリガー機種を打ってみました。
※ラッキートリガー機種に関するコラムはこちらもご覧ください
最近ラッキートリガーに関するコラムばかりですが、それだけ注目しているんですよ!
■ ビビった!
打った機種はP緋弾のアリアLT。ざっくりしたと予備知識は「確率1/200だけど小当たり(っぽい当たり)を含めてなので実質1/399のMAX機」です。僕はCR牙狼魔戒ノ花がめちゃめちゃ好きで当時はそれしか打っていませんでしたので1/399の大当たりの遠さも気にしないと思っていました。
しかし当時と現在の大きな、そして最も違うのは「ヘソ賞球が1個」ということです。もちろん最近打つのがReゼロばかりなので賞球1個返しも慣れてはいましたが、それでも1/399で1個返しだとスコスコお金が減っていくんですよね・・・。
ざっくりとスタート5.30/ベース12.0(※(株)SUNTACのTRYSEMデータより)で計算すると、
・1,000円Sスタート:250÷(100-12.0)×5.30=15.1回
・大当たりまでの平均投資:確率399÷15.1回×1,000円=26,423円
となります。(汗
なおパチンコ計数管理的に計算すれば、
・BO=399÷5.30×100=7,528個
・B%=100%-12.0%=88.0%
・Bサ=7,528×88%=6,625発
・6,625発×4.0円=26,500円
という初期投資が導き出せます。(当たり前ですが同じ!)
BOが7,500個なので1時間ちょっと、それで26,000円がなくなる・・・。わかっていましたけどおカネがあっという間になくなりますね。
60分25,000円オーバーの遊びって何がある?
(あるけどここでは書けない・・・)
という計算をアタマとスマホでやっているとなんか大きな金色の剣?牙狼の剣みたいなのが刺さって大当たり!
よくわからないまま大当たり中には派手な演出が来て「167回!」という表示。
「ん・・・?」
つまりラッキートリガーを引いたんですよね?よくわかりませんが!
「上乗せ4,500!」
「上乗せ6,000!」
「上乗せ7,500!」
おおおお、すごい!
その後2回1,500個あたりを引いて終了。
15分くらい?20分くらい?であっという間に16,500個。
ラッキートリガー引いたのかな pic.twitter.com/PNORU0W93M
— 林 秀樹@日本一わかりやすくて実践的なパチンコ計数 (@abc_hayashi_h) March 25, 2024
■ 何も変わらんね
結果、表示上は5連チャンで16,500個獲得、データランプでは11連チャンだったかな。体感的にはすごく速くあっという間に終わりました。
ただ、この出玉スピード自体は今の「時速7万発(理論上)」と同じです。確変の回数が167回なので継続率が跳ね上がるわけですが、それでも今までの機種でもこれくらいの連チャンは(少ないながらも)経験できていたので、「ラッキートリガーといっても変わらんね」というのが僕のこの時の感想でした。
勝ったからいいですが、遊技感としては「これまでと何が違うんだろう?」というのが正直なところでした。
パチンコ店側、管理者側、店長としてはホールコンピュータを見るわけですが、その感想は「ラッキートリガー、甘いね、出るね!」です。
でも、イチパチンコプレイヤーの視点で考えれば「ラッキートリガーって何?」というものです。
結局84%だろうが1,500個だろうが、そんなものはこれまでも経験してきたことに誤差の範疇に思えます。
もっと強烈に格差があって、また画面上やその他演出で「これがラッキートリガーの発動だよ!」って教えてくれないと、今の状態はこれまでの継続(連チャン)と何も変わりがないと感じてしまいます。
そんなことを考えながら初打ちは終了しました。
■ 考えぶっ飛び
2日後、仕事がちょっと早く終わったので自宅最寄り駅の某パチンコ店にフラフラっと。「店舗視察、これは仕事!」という言い訳をアタマに念じながら店内巡回でP北斗LTがバラエティに1台発見。
「やるか・・・」
ということで着席して遊技開始です。
投資5,500円、90回転くらいでしたかね。よくわかりませんが大当たりです。3ラウンドはあっという間に終わり、どうやらRUSHに入った模様。しかし50回転は普通にスルーです。
「なんじゃこりゃ・・・」と思っていると残保留?で大当たり!
そして画面には「無想転生」の文字が!
「おお!ラッキートリガー引いたのね!」
ここ最近のツキは恐ろしいくらいです。ラッキートリガーは1/45で130回転あるとのことでこれはすごいことになるんじゃないかと期待!
そして本当にその通りとなりました。とにかく終わらない!
結果、73連チャン。37,000発オーバー。
甘デジですよ?
お店から「北斗LTは甘い」とは聞いていましたが、それにしてもすごかったです。1/45を130回転のSTだと計算上、94.6%の継続率となります。
→ 100%-(44/45)^130=94.6%
平均の払い出しが500個前後なので73連チャンピッタリ37,000発の払い出し。
これはすごい!と思いました。
大当たり後のQR読み込んだら記念画像もらえたwwwww pic.twitter.com/BWZltjuqtF
— 林 秀樹@日本一わかりやすくて実践的なパチンコ計数 (@abc_hayashi_h) March 27, 2024
■ ラッキートリガーのあるべき姿は北斗LT
「ラッキーな引き金」ということなので、普通とは明確に違う状態になってほしい。これがパチンコプレイヤーとしての率直な感覚です。その意味で北斗LTはそのものズバリ!でした。
とにかく通常の大当たりと全然違います。
これに対して「ダラダラと当たらず、当たってもすぐに終わるしラッキートリガー状態になっても通常のRUSHとあまり変わらない」、中途半端なスペックは良くないと思いました。
ただ緋弾のアリアは、ラッキートリガー自体はこれまでと変わらないものと思いましたがその爆発力はやはり桁違いだと思います。
現状で稼働好調なのは3機種、北斗とアリアです。これらは突出したラッキートリガー状態か、出玉が多く固まって一気に出る機種です。
僕はパチンコが大好きで今でも打ちます。結構ヘビーで。その感覚で言えば「特別なもの」ということを打ち手に明確にわからせてほしいですし、その至福のときを長く経験していたいと感じます。
例えば2円パチンコは「4円よりも遊びやすく1円よりも刺激的」ではなく、「1円よりもおカネがかかって4円よりも刺激がない」です。真ん中は良いとこ取りではなく中途半端。
これと同じですね。
ラッキートリガーはもっと尖ったスペックで出てほしいと思います。
今回はコンサルタントではなくイチパチンコ客としての視点でのコラムでした。
(了)