■ パチンコ店に対する誤った認識
新型コロナウィルスに関連して、パチンコ業界に対する誤った認識による批判が出始めました。その中には「これは看過してはいけない」と感じた記事がありましたので、今回その反論の声を上げたいと思います。
新型コロナウィルスの感染が拡大しています。
当初はその感染力や致死率、発生源などの話題がほとんどでしたが、2月下旬に政府よりイベント等の自粛や学校休校の要請があったこともあり、「感染を拡大させないためにどうするか」の報道が多くなってきました。
厚生労働省は公式発表にて、「感染拡大は一定の条件を満たす以下の場所」として例を挙げています。
・ライブハウス
・スポーツジム
・屋形船
・ビュッフェスタイルの会食
・雀荘
・スキーのゲストハウス
・密閉された仮設テント
等です。
上記は専門家会議で定義された、「屋内の閉鎖的な空間で、人と人とが至近距離で、一定時間以上交わることによって、患者集団(クラスター)が発生する可能性がある」場所です。
さて、厚生労働省が例として示した場所にパチンコホールが示されていないことに疑問の声が出ています。パチンコホールもこの条件に合致しているのではないか、という意見です。
馬鹿を言ってはいけません。
パチンコホールは密閉もされておらず客と客とが至近距離で交わることもないです。もしパチンコホールが該当するなら、世の中に存在するすべての場所が条件に当てはまることになってしまいます。
馬鹿馬鹿しい話にいちいち付き合うほど暇ではありませんが、その中で看過できない記事が知り合いから送られてきました。木走まさみずというライターの「マスメディアが表立って取り上げないパチンコホールのリスク」という記事です。
この記事(ブログ)では
・いかにパチンコホールが危険で、そしてなぜ感染拡大懸念のある場所に指定されていないか
が、木走氏の主観と憶測“のみ“で書かれているのです。
このような記事が公にされて、それに対する反論の声を上げないというわけにはいきません。
以下、記載されている内容とその稚拙さを列挙したいと思います。
■ 誤った認識を広めたままにしてはいけない
つまり①換気の悪い密閉空間で②多くの人が密集し③互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声が行われている、という 3 つの条件が同時に重なった場所、それがパチンコホールなわけです。
業界紙(※原文ママ)によれば、大阪府堺市では新型コロナウィルス感染者が来店し休業に追い込まれたホールも発生しています。
パチンコホールは騒音対策のために二重扉にしているのはなく、風除のためです。
また騒音対策のために窓が少ないからこそ、その換気、空調にはことさら厳しく管理がされています。
また、客同士は隣に座って前を向いており、対面しての会話の場面はかなり少ない場です。
なお、「集団感染が確認された場所に共通する3つの条件」については、3/13に業界誌グリーンべるとWEBにおいてオオキ建築事務所代表の大木啓幹氏が寄稿していますのでリンクを記載します。
【緊急寄稿】新型コロナ問題でパチンコホールがいわれなき批判を受けないために/オオキ建築事務所代表・大木啓幹
https://web-greenbelt.jp/post-36722/
さらにこの文章では大阪の店舗が休業した件の記載がありますが、これは上の2つの段落で書かれた内容と全く関連性がありません。
いかにも「換気が悪い場所に来たために感染して休業を余儀なくされた」と読んでしまいそうな流れで配置していることに強烈な悪意を感じます。
大阪の店舗は
・感染した客が来店したという事実を重く受け止め、自主的に休業して消毒作業を行った
のです。決して自店で感染者を出した(増やした)わけではなく、逆に「素晴らしい対応」と称賛されてしかるべきことのはずではないでしょうか。
政府から名指しされた場所は、残念ながら現実に感染者を出してさらに拡大させてしまった場所、および対面での接触が多く換気の少ない、飛翔感染が懸念される場所の例です。
繰り返しになりますが、パチンコホールはその「3条件」に全く該当していません。
従ってパチンコホールからクラスタ(集団感染)が発生する可能性は科学的に考えて否定できません。
まったくもって当たり前のことではないでしょうか。
だからこそ徹底した管理と業界を挙げての指導を行っています。
そしてそれはどの業種、業界でも同じことです。
パチンコ業界への根拠なき誹謗中傷はこれまでも何度もありました。
しかし今回のこの記事は看過できないと思い、このような記事を書かせていただいた次第です。
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