小池都知事が3月23日の会見で「首都の封鎖もあり得る」との発言がありました。
その会見の中で首都封鎖を『ロックダウン』と表現していましたね。初めて聞いた単語でした。
調べてみたところ、公共施設などで外部からの闖入者に対して内部の人間の安全確保のため建物を封鎖することだそうです。
新型コロナウイルスに関連してクラスター、オーバーシュート、ロックダウンなどなど、今回初めて聞いたようなカタカナ語が多くあります。
なぜ政治家や専門家はわざわざ聞き慣れない横文字を使いたがるのでしょうか。これでは伝わるものも伝わらないと思います。
■ 大工には大工の言葉
コミュニケーションは受け手の理解が必要です。仕事上でのコミュニケーション、成立のカギは「受け手」にあるということですね。
かのドラッカー博士はその著書「マネジメント」において、「コミュニケーションは知覚である」と述べています。
■ コミュニケーションは知覚である
コミュニケーションが知覚であるということを一言で言えば
・相手の立場に立つ
ということです。
相手との違いをきちんと把握し、相手に合わせた対応で人と接する必要があるのです。
ドラッカー博士は「大工と話すときは、大工の言葉を使え」というソクラテスの言葉を引用しました。
例えば相手が英語しか話せなかったら、なんとかして英語で相手に伝えようとしますよね。
このようにコミュニケーションを取ろうとした時は相手の立場に立って意思疎通をとる必要があるのです。
受け手が理解しなければコミュニケーションが成り立たないというのがドラッカー博士の主張です。
言葉だけでなく、自分の持っている情報と相手の頭にある知識は異なります。どのような言葉を使えば相手にストレートに伝わるのかを考えながらコミュニケーションをとる必要があるのです。
■ カタカナ語はわかった“ような”気にさせる魔法の言葉
マーケティング用語もその由来からカタカナ語が多いです。
そしてカタカナ語を使うとなんとなく「それっぽい」ように思えて、何となく「デキる人」な雰囲気が出てしまうものです。
しかし本質はそこではないです。
訴求する相手が理解して初めてコミュニケーションは成り立つのですから、できるだけわかりやすい言葉に置き換えて話をした方がいいと思います。
「大工には大工の言葉」
なんとなくわかったような気にさせるカタカナ語ではなく、わかり易く日本語に置き換えて話す方がいいです。
そして、そのためには聞きかじった単語の羅列にならないよう、自分自身がしっかりと意味を理解するように日々、勉強ですね。
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