■ 商売で大事なのは欲しい商品を置くこと
店舗を構えて商売をする上で、まず考えなければいけないことは「お客様に来ていただくこと」です。
お客様に来店していただいて初めて、商品を選んでいただき、購入していただくことができます。
そして「お客様に来ていただく=お客様を集める」には、何はともあれ「魅力的な商品を陳列する」ことが必要です。
これはパチンコ店であっても同じです。
(パチンコ店の場合は「来店していただき、機種を選んでいただき、遊んでいただく」となります)
パチンコ店の商品にはいろいろな物がありますが、なかでも重要なのが「機種構成」ですね。
「魅力的な商品構成=魅力的な機種構成」と考えれば、如何に重要な位置づけとなるかがわかります。
例えば小売業界で考えてみましょう。お客様が欲しくない商品をいくら並べても欲しくないのだから絶対に売れません。
またセール品は「お客様が欲しがる商品を安く提供するから、お客様が群がる」のです。
いくら安くても欲しくない商品は誰も買いませんね。
パチンコ店で言えば「遊びたいと思えない機種をいくら設置しても、遊んでもらえない」、「遊びたいと思えない機種で玉利をいくら下げても、遊んでもらえない」ということです。
つまり機種構成がよくないと、その時点で遊技の選択肢に入らないということなのです。
■ 機種選定 はスペック、数値よりも「面白いから」
それでは、どういう機種構成ならば「魅力的な機種構成」といえるのでしょうか。
ひとつには、「お客様が遊んでみたいと思う機種をそろえる」ということが挙げられます。
機種のスペックがよいとか最新機種だからとか、話題の機種だとかそういったいわゆる「お店側目線」での機種選択ではなく、プレイヤー目線で「面白いか」という選択基準を持つようにして機種を選んでほしいです。
そのためには、新機種選定の際には必ず展示会に行き、試打することをお勧めします。
実際に遊んでみてゲームを体感し、プレイヤーの気持ちに立って考えるのです。
また、このときにはできるだけ複数で行くとよいと思います。
こうしてプレイヤー目線で「面白い」と思える機種をそろえていけば、魅力的な機種構成に近づきます。
ただし、いくら面白い機種だからといって、同じ機種ばかりが設置されていてもダメなのです。
面白い機種であっても必ず飽きは来るものです。
飽きが来てしまったお客様を再来店させるのは至難の業なので、それまでにお客様に別の機種に目を向けてもらうよう、他の機種を遊技する機会を用意するのです。
ここで「機種配置」という考えも必要となります。(小売業界的にいえば「棚割り」というところでしょうか)
・人気機種の背中側に新機種を配置する
・似たような機種特性を持つ機種を背中合わせにする
・同じくらいの射幸性の機種をまとめる
・島にテーマを持たせて機種をまとめる
など配置を考えることで、お客様の動き(客導線)をある程度こちら側で誘導することも必要です。
■ 例外はある、しかし例外は例外
一部には「機種構成がよくないと思える」のにかなりの集客をしている店舗もあります。
店舗視察などでこのような店舗を見て「ほら、ああいう店舗でも集客できているんだ。自店も機種構成はよくないが、がんばればなんとかなるんだ」と考える方もいますが、これは無意味です。
どんなものにも例外はあるもので、このような例外を取り上げて機種構成がよくない店舗がそのままの状態でがんばるよりも、機種構成をよくした上で努力したほうがはるかに効率よく集客ができます。
「お客様にとって、最大の来店動機は何なのか」。
この問いの答えは「欲しい商品がある」ということでしょう。
パチンコ店も「商売」ですから基本的な考え方は同じです。お客様の目線に立ち、真に魅力的な機種構成と配置を目指してください。
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