■ クラスター発生個所は14都道府県、26か所
新型コロナウイルスの感染が拡大しています。
今日(4/4)夕方現在の報道では東京都での感染者が初めて100人を越え(118人)、感染拡大の度合いが弱まりません。
そうした中、厚生労働省が全国で発生したクラスター(小規模な患者の集団)について専門家の分類に基づいてまとめた地図をホームページ上で公開しました。
※2020.8.24に削除されています。
その地図と報告によれば、3月末までに14都道府県の26か所で、5人以上が感染する小規模な患者集団が発生したとされています。
具体的な場所と数は以下のとおりです。
・北海道 (2) ライブバーや展示会を介した感染
・宮城県 (1) 飲食店を介した感染
・茨城県 (2) 医療機関や福祉施設を介した感染
・群馬県 (2) 医療機関を介した感染
・千葉県 (2) 福祉施設やスポーツジムを介した感染
・東京都 (4) 医療機関や飲食店を介した感染
・神奈川県(2) 医療機関や福祉施設を介した感染
・新潟県 (1) 卓球スクールを介した感染
・岐阜県 (1) 合唱団やスポーツジムを介した感染
・愛知県 (2) スポーツジムや福祉施設を介した感染
・京都府 (1) 懇親会を介した感染
・大阪府 (1) ライブハウスを介した感染
・兵庫県 (4) 医療機関や福祉施設を介した感染
・大分県 (1) 医療機関を介した感染
以上14都道府県、26か所(3/31現在)
やはり厚生労働省が公式発表にて、「感染拡大は一定の条件を満たす以下の場所」として挙げている場所が多いです。
<感染拡大が懸念される一定の条件を満たす場所の例>
・ライブハウス
・スポーツジム
・屋形船
・ビュッフェスタイルの会食
・雀荘
・スキーのゲストハウス
・密閉された仮設テント
※上記は専門家会議で定義された「屋内の閉鎖的な空間で、人と人とが至近距離で、一定時間以上交わることによって、患者集団(クラスター)が発生する可能性がある」場所
■ 「クラスター発生個所」にパチンコ店はない
さて、実はこの中にパチンコ店は全く含まれていません。小規模な感染者集団の「発生」はパチンコ店においてはまったくないのです。
また小規模な患者集団とまではいかなくとも、「感染した者が勤務していた」ということも、「パチンコ店で感染した」ということも(報道される範囲では)確認されていません。
あるのは「感染していた方が、パチンコ店を訪れた」という事実だけです。
池田信夫氏や木走まさみず氏が主張するように、パチンコ店はその店舗数、利用者数で他の商業施設を圧倒しています。
池田信夫氏「休業させるなら学校よりパチンコ屋」
木走まさみず氏「マスメディアが表立って取り上げないパチンコホールのリスク」
それなのに、これまでクラスターどころか感染者すら出していないという事実は、いかにパチンコ店が業界を上げての啓もう活動を行い、管理の徹底を図っているかの証左ではないでしょうか。
厚生労働省及び専門家会議から名指しされた場所は、残念ながら現実に感染者を出してさらに拡大させてしまった場所、および対面での接触が多く換気の少ない、飛翔感染が懸念される場所の例です。
繰り返しになりますが、パチンコホールはその「3条件(いわゆる3密)」に全く該当していないのです。
病院での院内感染は仕方のない面があります。
しかし、さまざまな会社、商業施設、事業所で感染者が発生している中で、店舗数も利用者数も群を抜いているパチンコ店で未だにクラスターが発生してないことも事実です。
これはすごいことだと思います。
■ 業界が足並みをそろえて取り組みを続けてほしい
「不要不急の外出自粛要請」に合わせてパチンコ店は東京都を中心に多くで休業という選択をしました。情勢を鑑みた素晴らしい決断だと思います。
そういった取り組みはスルーし、少なくとも今の時点で感染者を出していないパチンコ店が叩かれる風潮は、何か違うと思います。
パチンコをすることは「趣味」の領域です。
不要不急と言われればそのとおりかと思います。
だから、「今、必要?」と言われればそうではないと思います。
だからこそ、早く「不要不急なことが普通にできる日」に戻ってほしいと思います。
======================
※新型コロナウイルス関連その他の記事はこちらです。(2020.8.5現在32本)
https://www.ab-c.jpn.com/category/corona