本気 の定義
■ 失われた30年
「現状を変えたい」、だれもが思うことです。環境、経済が右肩上がりのとき、例えば1970年~1990年のような上り調子のときは「とにかく今のまま続ければいい」という考え方が主流でした。ちょうどいまの団塊世代は「モーレツ社員」、「24時間、戦えますか?」というようなコピーが流行ったものです。
1991年にバブルがはじけ(ちなみに私はちょうど高校卒業、大学入学の年でした)、日本は「失われた30年」に突入します。1974年~1990年の年平均経済成長率は4.2%なので1974年比で1990年のGDP(当時はGNP=国民総生産での計算)は1.93倍になりましたが、1991年~2019年の年平均伸び率は0.9%ということで、この約30年でGDPは1.29倍にしかなっていません。
ちなみに1956年~1973年の18年間は年平均で9.1%の伸びでした。「日本列島改造論」、「高度成長期」であり、なんと生活レベルは4.79倍になっています。
※1.091の18乗≒4.79倍(18年間)
※1.042の16乗≒1.93倍(16年間)
※1.009の28乗≒1.29倍(28年間)
私は1972年生まれなのでちょうどこの「日本の成長期」に小中高を過ごしたことになり、たしかに生活がどんどん変わっていき日本全体が明るかったと記憶しています。
1991年のバブル崩壊からも一応はGDPが成長しています。しかしGDPが1.29倍になったと言ってもその中身は企業投資と純輸出の伸びがけん引していたので、国民消費支出はほとんど伸びておらず、生活の実感としてはこの30年間全く変わらない、という認識だと思います。
■ 行動を起こす、その起点は 本気 であること
さて、今のこの現状に満足している人は少ないでしょう。そうなると現状を打破したい、変えたいという気持ちを誰しもが持っていると思います。
「変えよう」その気持ちの原動力は、実は大きく4つの起点から考えることができます。
・積極的
・消極的
・肯定的
・否定的
これらは以下のような思考です。
・やってみたいから、やる。
・やらないといけないから、やる。
・やった方がいいから、やる。
・やらないことはまずいから、やる。
こ4つの起点、どれも最終的には「やる」なのですが、どの思考展開が最も効果が高いかと言えばそれは「積極的思考展開」です。
■ 本気 の定義
結果を作り出すには外圧的な力ではなく内圧的な力が必要です。上記4つの起点のうち積極的展開以外は全て外圧的な力が働いての行動なので、どうしても「やらされ感」での行動になり、責任感に乏しくなります。
心の底からワクワクする、だから人は本気になれます。
「本気でやれば、楽しい。本気でやれば、周囲を巻き込む。本気でやれば、必ず誰かが助けてくれる。本気でやれば、かならず結果が得られる。」
もちろんここでいう結果が「失敗」の場合もあります。しかし積極的思考で本気の行動は、失敗はただの「過程」に過ぎずむしろ「成功に近づいた」としてさらなるチャレンジの気持ちが沸き起こっていくものです。
「変えたい」、だれもが思います。その気持ちの起点を「積極的な動機」にしてください。気持ちは自分自身の心のうちなので「自分自身で決める」ことができます。
「やりたいから、やる!」
積極的な行動で未来を変えましょう。
■ 利益と稼働を両立する考え方
-稼働を上げるには、出さなければいけない
-利益を上げるには、シメなけれないけない
この思考は間違っています。
アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社では一貫して「利益を増やせば、稼働は伸びる」とお伝えしています。
なぜそう言えるのか?
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