私の趣味の一つにランニングがあります。
だいたい午前中の早い時間、8時ごろから自宅近くのランニングコースのある公園で10キロほどを週2~3回のペースで走っています。(スピードは遅いですけどね)
ランニング中はテレビ、インターネットから解放され、その間の1時間少々に早朝のさわやかな空気の中でいろいろなことを考える時間ということをとても有意義に感じています。
さて、「ジョギング、ランニング」というと大方の人は、
「すごいね!」
「よくやるね!」
「やりたいけどね・・・」
「やった方がいいのはわかるんだけどね・・・」
というような反応を示します。
まず、それほどたいしたことはありません。
たしかにランニングを始めた最初のころはきつかったですし、今も楽ではないです。毎日出発前は逡巡しますし、走り始めて2キロくらいは結構しんどいもんです。
それでもやるのは「やったほうがいいから」。
いつでもできるから、今、やろうという意識で日々走っています。
■「後でもいいけど大事なこと」は先にやる
スティーブンコヴィー氏の著書「7つの習慣」、大ベストセラーで読まれた方も多いと思います。
そしてその中の第3の習慣に「重要事項を優先する」というものがあります。
・ヒトの行動は「重要なことかそうでないか」、「緊急なことかそうでないか」の2軸しかない
・「①重要かつ緊急」、「②重要だけど緊急じゃない」、「③緊急だけど重要じゃない」、「④緊急でもなければ重要でもない」の4象限
・ヒトの行動は「①→③→④→①→③・・・・」とループすることが多い
・このループにおいて②は飛ばれてしまう
・ヒトは緊急なことを優先するが、本来は重要なことを優先しなければいけない
・しかし、わかっていてもできない
というようなことが書かれています。
例を挙げます。
今目の前でトラブル、例えば機器の故障があったとしましょう。このままでは業務に支障が出るのですぐに直さないといけません。これは「重要かつ緊急」といえます。
その後、手元の電話が鳴ったとしましょう。大多数の人はその電話を取ります。要件はトラブルのことではなく別件の相談事でした。しかし事前には内容が分からないのでその電話を取ります。自分の今していることを中断して、です。
この行動は「緊急なこと」ではありますが、自分にとって(多くは)重要ではないはずです。相手にとっては重要だからかけてきたのでしょうが、この行動は「貴重な自分の時間を相手に与えている」ことになります。
その他アポイントなしの訪問者への対応なども該当します。これらは「緊急だけど、重要ではない」行動なので、手が空いた時の後回しにすべき行動です。
これに対して「重要だけど、緊急じゃない」という行動があります。これは「やった方がイイとは思うが、今じゃなくていい」から後回しにされてしまう行動です。「後回し」なので緊急事態を先に処理することになり、この行動はいつまでたっても手を付けることはありません。「やったほうがいい」と思っているにもかかわらず、です。
■重要なことを優先する
誰もが知っている「大事なこと、重要なことをしないといけない」ということ。わたしの場合はその一つに健康維持がありランニングをしています。ほかにも読書や学習、コミュニケーションなど「今じゃなくてもいい」と思いがちな重要事項はたくさんあります。
日々目まぐるしく動く外部環境のなか、どうしても緊急性に目が奪われがちな現代社会だからこそ、今一度自分のしていること、すべきことの棚卸しをして、「将来のための行動」を始めてほしいと思います。
多くの場合、「緊急≠重要」です。
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