毎週水曜日更新、「 コンサルティングの現場 より 」
このコラムは毎週水曜日に更新します。
皆さん、こんにちは。アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社の林です。
日々、数値管理は当然していますよね。
管理する数値としては売上、利益、割数、他店人数調査などなどいろいろな数値がありますが、その残したデータを分析しているという人はどれだけいるでしょうか。
集計したデータをファイルに閉じてはい、終わり!ではありませんよ。
ここに強豪ホールとの歴然とした差があるのです!
■ 集まった数字は宝の山
日々のデータをチェックしていると面白いことに気づきます。
たとえば人数調査である日突然稼働が上がる、はたまた突然下がるなどの急激な変化が見られるときがあります。
そういったときはたいてい、理由も把握できていますよね。
稼働が急上昇した時は他店がお休みであったりとか、急降下した時は他店が大型入替をしたりであったりとか。
だいたい他店の影響を大きく受けて自店の稼働(業績)に変化が現れます。
そう、そこなんです!急激な変化(それが良きにつけ悪しきにつけ)が起こった場合、それは得てして「外部的な影響」による変化なのです。
「そんなことはわかってますけど?」
「数字をちゃんと見て分析してますけど?」
いえいえ。
わかっていません。
できていません。
そもそもあなたのお店はわかっていないから今、厳しい現状なんですけど?
よくある光景でこんなこと、ありませんか?
上司「今日は稼働が低いな」
店長「そうですね、今日は隣が大型入替なもので」
上司「そうはいってもそんなことで影響を受けているんでは拙いだろう。対策は考えてあったのか?」
店長「・・・(ンなこと言っても・・・)」
こんな会話、よくありますね。
ハッキリ言ってこんな会話は意味がありません。
不毛です。
日々他店調査の数字を見て「どうしてこうなんだ~」というのは分析でもなんでもありません。
■ 長期間の蓄積から変化を見つける
他店調査の結果を「分析する」というのは(他店調査に限らず数値を分析するというのは)それなりに長期間を見て変化を感じ取ることです。
一般的に、
・急激な変化の要因は外部的な影響
・ゆっくりとした変化の要因は内部的な影響
を受けています。
急激な変化を見て一喜一憂するのではなく、緩やかな変化や予兆を発見することが「分析」です。
もちろん他店調査なので他店の人数からも(他店の)変化を感じ取れるはずです。
突発的な出来事ではなく緩やかな変化を気にできるか?ここに強豪ホールとの差があるのです。
数字は結果、事象を表しています。
そしてその集めた数字は「宝の山」です。
ファイルに閉じて終わり!ではなく長期間の変化を読み取るために過去のデータを活用してください。
内部的な変化を感じ取ることが重要です。
「外部要因による変化は気にするな」ですよ!
■ 利益と稼働を両立する考え方
-稼働を上げるには、出さなければいけない
-利益を上げるには、シメなけれないけない
この思考は間違っています。
アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社では一貫して「利益を増やせば、稼働は伸びる」とお伝えしています。
なぜそう言えるのか?
その答えはこちらをご覧ください。
⇒ https://www.ab-c.jpn.com/8655