Pとある魔術の禁書目録 (㈱JFJ)の人気が高まっています。直近の稼働推移を確認してもその他機種と比較して稼働を維持しており、ここ何年かでこのように人気が継続している機種は稀だと思います。
■ Pとある魔術の禁書目録 実戦での遊技感
さて実際にホールで遊技してた実践データでその遊技感を確認します。
遊技日:2020年12月16日 16:00~17:00
場所 :大阪市北区梅田某店
Pとある~は15,000円の遊技で回転数は247回でした。1,000円スタートは約16.5回です。(247回÷15=16.46666・・・・回)
「回らん・・・」
と思ったのですが、この機種はヘソの賞球が「1個返し」なので1,000円当たりのスタート回転数は少ないことになります。
ここで㈱SUNTACさんのTRYSEMデータ確認しました。※SUNTACさんのTRYSEM、30日無料で使い放題なのでぜひお申し込みを!
12/7週のPとある魔術の~のデータは以下のとおりです。
・スタート 5.38回
・ベース 20.0%(BY14.65)
・利益率 11.1%
この数字で1,000円Sを計算します。
250÷(100-20.0)×5.38≒16.8回
あれ?体感的には「回らん!」と思いましたがそれほど回していないわけでもなさそうです。
ここで最近の人気&話題の機種ということでP無双3、P韋駄天と、その通常遊技の体感値を確認してみました。(データはもちろんTRYSEMの週間データより)
P無双3 :
・スタート 5.18回
・ベース 27.8%(BY12.24)
・利益率 14.4%
→1,000円S≒17.9回
P韋駄天:
・スタート 5.52回
・ベース 25.4%(BY8.81)
・利益率 15.7%
→1,000円S≒18.5回
やはり、ホールコンピュータのS値ではない体感スタート回数=1,000円Sは、P無双3やP韋駄天よりも低いことがわかりました。
この差は何なのか?
これはベース(B)が大きく影響しています。
1,000円(250玉)で遊べる時間は「250÷(100-B)」で計算できます。
この計算を各機種に当てはめると、
・Pとある:約3.1分
・P無双3 :約3.5分
・P韋駄天:約3.4分
となります。つまりこのタイミングで(正確にはこの半分の時間=500円ごとに)玉貸しボタンを押すことになるんですよね。
数字で考えれば上記のようになり、
・利益率が一番低い(=出している)Pとある魔術の~が、一番回らない(投資ペースが速い)
という印象に繋がっています。
もちろん通常ベース(戻し)を低くしていることで100%確変等のスペックを実現しているわけで、且つそのゲーム性がユーザーに支持されての高稼働ではあります。
しかしこの機種(Pとある魔術の~)に対する「とにかく通常時がキツイ!(投資が速い)」という印象は変わりません。(出しているのに、ね!)
このことをよく考えた運用が必要だと思います。
・甘いからシメ
・S(ホールコンの)スタートが高いからシメ
というようなホールコンピュータ上の数字だけで判断する短絡的な思考では即飛びが見えますよ!
甘い機種を甘く使い、玉粗利や利益率ではなく「台粗利」を見る運用を心掛けるべきだと思います。そして台粗利を考えるということは「アウトを考える」ということです。
※台粗利=玉粗利×アウト
→アウトを見る営業が望ましい機種
※関連記事「玉粗利管理はアウトの管理である」
■ 期待感の違い
遊タイム機搭載機種の場合、
・途中でやめられなくなる(次の人のために打ち込みたくない)
・途中で通常当たりをしたら悔しい
という気持ちが出ると思います。
これは当初から懸念されていましたが、
・これはハマり救済である、ユーザーのための機能である。
・スロットの“天井”と同様で恩恵が大きく、継続遊技意欲につながる
という意見にかき消されていたように思います。
そして実際に設置が始まると、やはり当初の危惧通りの展開と感じます。
遊タイム搭載機種は回せば回すほど遊タイム到達可能性が高まりますのでやめにくくなるのは事実です。
しかしそれは「打ち切ることができる」という前提での話となり、金銭面と時間面の制約から「難しい」と考えてしまうと思います。そのため早めに見切りをつけられることになります。
またできれば遊タイムまでに当たってほしい(金銭面の制約で)ですが、それが通常だったら目も当てられません。これもまた遊タイム搭載機種を追いかけづらい大きな要因です。
今回のPとある魔術の禁書目録は、大当たりからの確変突入率が100%というところがポイントです。これにより遊タイムまでに当たってそれが通常大当たりだったらという懸念点は払しょくできます。
機種の稼働推移、人気はスペックだけではなくゲーム性、面白さの方が重要ですから、一概に「確変100%だからよいのだ」とは言えない部分はあります。
しかし、今後の新機種導入時は「確変突入率の高さ」は判断基準にしてもよいのではないか、と思います。
P韋駄天以来の長期運用が見えているPとある魔術の禁書目録、大事に使ってほしいと思います。
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